神楽座エレキカンパニイ Memoオタクのサイト

取り敢えずメモって置きます。電気回路/電子回路/電源技術メモ、何かに出会った時のメモ。仕事の事とか、 映画とかアニメとか音楽のこととか。いろいろ趣味で共有できたら嬉しいです。

「THE GUILTY/ギルティ―」を見た。

アマゾン・プライムは私の人生を変える程、iPadのスクリーンから目を離させない。依存してる。。

今日見たのはデンマークに映画。ギルティ―という単語は英語だが、やはりこれもどんな内容なのか皆目見当がつかない。デンマークのギャングの話なのか、普通の人が殺人者へ仕立て上げられてその裁判の映画なのか??

予想は大きく外れて緊急指令室のオペレーターが事件を追いかけ、自分の守備範囲を超えて戦う。同僚、上司からも止められるが、そんな耳は持たず戦う。でも戦う相手は、電話の向こうで起きている事件の真相を暴こうとする主人公アスガーがそれを阻止する上司、同僚経ちだった。

電話の向こうで登場するのは6歳9か月の女の子と、凶暴な夫とむせび泣く妻、女の子にはオリバーというまだ赤ちゃんの男の子。時間が経つにつれ真相に掛かった雲が晴れてゆく。それは衝撃な事実だった。でも、私はなんとなく途中から分かってしまった。
このストーリーは別の映画でもあったようなきがする。と思いググるとやはりリメイクがあった。いつどこで見たかはぜんぜん思い出せないが、やはり見たことあった。

でも、ストーリーもしっかりしててまとまった作品だと思った。

今日はこの辺で。。。

アマゾン・オリジナル「ファミリーマン」を見た。

アマゾン・オリジナル映画 「ファミリーマン」を見た。
最近アマゾン・オリジナルにはまっている。海外ドラマは好きなの良く見るが、アマゾン・オリジナルも結構いい作品がある。過去にも「メルセデス」「ボッシュ」「ワン・ミシシッピ」など見たが内容が面白く最近のお気に入りだ。

インドの政府特別タスク(NIA)がISやスリランカからのテロと戦うのがドラマの主旨だ。どこの国のドラマでも警察やFBI,特別チームが犯罪に立ち向かう、犯人逮捕、被害者の救済をするが、この「ファミリーマン」はシリア、パキスタンアフガニスタンなど実際にテロや戦争が起こっている地域が舞台でエピソード毎に緊張が絶えなく、発する言葉の一言一言がすごく重要。
一瞬にして予想外の展開があるので目が離せない。

テロの動機は複雑でなかなか理解しがたい。復讐、思想の相違、政治的背景、人種的な問題など、、原因はいろいろ絡み合っているので、これを解決するのは難しのはニュースのみならず、映画、ドラマでも感じる。
欧州や中東は陸続きなので、やはり日本の様な島国とは違って、多国間の緊張はあるのだろう。

主人公の4人家族の普通ぽいお父さん、スリカントは洞察力が鋭く、部下たちに的確な指示を出す。一方、家庭では少しダメおやじ臭がする、妻、子供からも馬鹿にされた感じの人。スリカントは多岐にわたるネットワーク、テロリストへの執着、上司からに信頼をベースにテロリズムへ向かう。

ドラマは実際に起こった事件から着想を得た内容とのことで、実際ドラマの内容はリアルだ。

「ファミリーマン」という題名で退屈なホームドラマと思い、アマゾン・プライムのメニューからも全くマークしていなかった。ある時ちょっと見たら、スリカントの目に吸い寄せられるように引き込まれてしまった。インドの俳優さんは全く知らないが、これを機にインド・ドラマや映画に興味をもってしまった。

アマゾン・オリジナルは欧州の映画も多く、以前ツタヤとかでは恐らく借りないだろうと思うDVDをお気軽に見る事ができて、結構良い映画、ドラマがあることを認識した。

英語以外はなかなか慣れないから日本語吹き替えが助かっている。

まだまだ、いろいろ面白いのがありそう。

ACDCスイッチング電源の機能 Hold-up timeって?(その1: ホールドアップ時間(Hold-up time))

ACDCスイッチング電源は交流ACを直流DCへ変換する電源装置。日本では通常、単相100V(一般家庭やオフィスなどのコンセント)と業務(店舗とか)や工場などでは3相200Vの交流が主流で、これらを直流DCで動く機器(パソコンや楽器など)に電力供給するためにある。(だいたいはパソコンや家電などの中にはいっている)。ACアダプターもACDCスイッチング電源。

電源ユニットの主な役目はこの電力変換だが、ほかにもいろいろやらなければならないことが多々ある。これらは使用する機器(負荷)や電力規模、使う場所によってもその内容が変わってくる。

その一つで停電や入力AC電圧の瞬断(シュンダン:一瞬切れること、シュンテイ:瞬低、瞬停とも言われる)が起こった時のスイッチング電源の重要な機能、パラメータでホールドアップ時間(Hold Up time)がある。
これはスイッチング電源に入力した交流AC電源が途切れたときどのくらい出力電圧の余韻があるか?それは規格で定められている時間を守る場合とスイッチング電源その物の機能、性能としても重要視されるパラメータである。

以下の波形はArtesyn(アーティセン)のLCM300Qという100VACを24VDCに変換するACDCスイッチング電源だ。(いつもArtesynですみません。どうも相性が良いらしく、ついこれを使わせてもらうことが多いのです)今回もアーティセンのLCM300QというACDCスイッチング電源を例に取りたい。

1. 一番上の黄色い線が入力のAC電圧90Vac。交流なので正弦波だ。
2. 次の赤い線はスタンバイ電源といってこの電源ユニットのメイン出力24Vdcだが、AC入力をいれたままでメインの24VdcだけをOFFすることができる。その状態がスタンバイ・モードとなり、5Vdcを出力するものである。電源外部の制御基板などへ5Vdcを供給できる。
3. 次の青はメイン出力の24Vdc。
4. この電源ユニットが直流DCを出力できる状態でいることを示すDC_OKという信号を外部へ出力させることができる。これはデジタル的にHigh/Lowの基準電圧。

一番上の黄色(入力AC電圧90Vac)が途中でなくなると次の瞬間に赤と青もほぼ同時に0ボルトになる。黄色がなくなって赤と青がなくなるまでの時間をHold-up timeと言う。この波形でいうと約27msec(ミリ・セカンド、ミリ秒)だ。
電力を供給される負荷(装置やアプリケーション)によってはこの時間がすごく重要なものがある。突然電源切られると壊れてしまったり、サーバーなんかだと大事なデータが損失して大変なことになる。
次回、またはどこかの回で詳細を各ことにしてきょうはこのHold-up timeとは何かだけメモしたかった。

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ではまた。

ACDCスイッチング電源 カレントシェア(電流シェア)って?(その4:リダンダント・モード)

2つ以上の電源装置を接続すると、電源装置に障害が発生した場合や入力電源の1つに障害が発生した場合に継続して動作するように、冗長モードで動作するのをリダンダント・モード(冗長モード)という。インテルプロセッサーを使ったサーバーとはCRPSというインテルの標準規格のリダンダント・モードがある。CRPSはCommon Redundant Mode Power Supplyで、この規格に準拠したい場合は電源メーカーに相談してCRPS機能搭載の電源を採用することになる。巷ではCold Redundantという場合もあるそうだ。並列運転で負荷容量がスタンバイなどで消費が小さくなるとCold(停止状態)にして効率を上げるらしい。

これらの電源装置は、電源装置の出力の1つに障害が発生した場合に迅速に回復できるように、並列に接続して電流を共有する必要があります。

冗長性のために、電源出力をダイオードと並列に接続するか、ダイオードを接続する。(N + 1)
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最大出力電流は1つの電源のN倍。
例えば、1000Wの電源を2つ使ってN+1として使う場合は1000Wの負荷へ2つの電源で半分ずつの電力供給になる。Nが故障した場合は+1の方が1000Wを供給する。その間に故障したNを交換してまた、N+1を構成する。

2+1なら負荷は2個分つまり2000Wを3個で電力供給する。2のうち1個が故障すると最初の2の内1と+1の2個で2000Wの電力供給することになる。

リダンダント・モード(冗長モード)の目的は並列で余裕を持たせて負荷への電力供給して、その内の1個が故障しても残りの電源で電力供給し負荷への電力供給を停めない事。組み合わせは1+1, 2+1, 3+2・・・・N+(N or N+1)など自由にできるが
電源の性能で何個まで並列できるかの仕様があるので、注意したい。

ではこの辺で。

ACDCスイッチング電源 カレントシェア(電流シェア)って?(その3:コンスタント・カレントシェア・カレントシェア)

コンスタント・カレントシェア・カレントシェアは、信号線を接続しなくても自然に電流をシェアする。 これは、各電源装置に電流制限にあり、設定された定電流値を提供しているため。 定電流モードで動作している限り、設定された定電流特性曲線に従って負荷電流をシェアする。例としてアーティセンのiVS1-5L2-5L2-61-Aの電圧vs電流カーブを示す。

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次回は
その4:リダンダント・モード

私の論理思考-仕事の仕方(その1:何をすれば良いかわからない?仮説検証)

昨今、コロナのせいで在宅勤務が増えてる。

前は同僚や経験豊富な先輩、別室には専門家集団がいて、どうしたら良いか分からなくなったらそういう方々に相談すればなんとか乗り切ることができたし、自分自身の経験も積めた。

今は自宅で一人、その都度Webミーティングをするような内容でもない。お客様や関連部署、上司からの問い合わせ、依頼について「どうすればいいんだ!?」って悩むことが前より多くなった気がする。

で、ここで少し落ち着いて今の状態を分解、分類して、構造化してみると結構答えは見えてくる。~なんてことを言うと余計分らなくなる。もっとシンプルに「どうすれば良い?」の答えは分からないものか?

とにかくお客様や依頼元へ電話して話す??でも、何を話す?(緊急度にもよるが「ガス抜き」というのはあるかも)
でも、具体策がなければその電話に対応してくれる先方だって困るし、もっと不安になるだけ。

ここで、思いつくは「仮説」
先方の今の状態は○○で、△△があれば解決するのでは?

という仮説が重要だ。
意外にシンプル? 複雑に思えるのは先方の伝えてくる表面的な言葉ばかりで実はその言葉は解決を急ぐばかりの煽りであって、解決に直接つながるか正直わからないことが多いのだ。「何とかして!」とはこちらに丸投げ状態、相手は思考停止状態
なので状況を確認する権利はあるはず、と考える。

まずは何が起こっているのか?を詳細まで把握する。自分の知りたいことの質、量が状態把握の解像度となる。解像度は内容にもよるができるだけ具体化することが重要。

筋道を構築して一番早く解決するには▢▢がわかればピースは埋まる。と思う。
▢▢は何なのか?はその理由が説明できれば8割は正しいと考えられる。何故ならそれは筋道の論理が成り立つから。
そうなるためには「何が必要か?どんな手段か?」これが「何をすれば良いか分からない!?」の答えだ。
手当たり次第に情報入手で散らかして行き詰るのはもう止めて、最短で手段を得る、そして実行する。

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要するに「最終的にどんな形になることが解決なのか?」これを設定すれば、おのずとやるべきこと「手段」は導かれるのだ。

今日はこの辺で。

ACDCスイッチング電源 カレントシェア(電流シェア)って?(その2:ドループ・カレントシェア)

ドループ・カレントシェアは、電源間でSWPピンやI-シェアピン等の信号は相互接続しない方式。

1つの電源装置の出力電流が増加すると、その出力電圧はわずかに減少します。これにより、他の電源装置はより多くの電流を消費するようになる。 すべての電源が特定の負荷で同じ電圧に調整され、同じ電圧対電流スロープを持つ場合、それらは高精度で負荷を共有します。

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各電源1,2はそれぞれ内部にカレントシェアの電圧値vs電流値カーブを持っている。

上記のグラフの場合、
電源1の出力電力は23.73V x 26A = 616.98W
電源2の出力電力は23.73V x 28A = 664.44W
平均で640.71Wの電力が負荷に供給されている。
これは負荷へ27A(23.73V x 27A = 640.71W)を供給していることと同じになる。

次回はその3:コンスタント・カレントシェア。